真楽茶神社および大鳥居建立の経緯
「真楽茶神社建立の経緯」
シラチャに神社を建立しようと考えたきっかけは、私がチョンブリラヨーン日本人会主催のシラチャ日本祭り実行委員長に任命され、日本の伝統的なお祭りをタイの皆様に知って頂きたいという思いからでした。日本のお祭りでは神社から御神輿を担ぎ、街を練り歩く事で、神様が御神徳を与えて下さると信じられています。お神輿とは神聖な神様の乗り物で、本物の神輿渡御をシラチャ日本祭りで実施するには神様をおまつりする神社の建立が欠かせず、土地・建物を購入し新オフィスの建設を考えていた私は東京の銀座にある神社を参考にビルの屋上と1階に神社を建立することを決めました。これが2019年の年末でした。
神社の場所は決まりましたが、神社の専門知識がない私は神社建立に際し、途方に暮れていましたが、カンチャナブリ県に神社を建立された蟹江宮司に相談をさせて頂き、コロナ感染拡大による景気の長期悪化で何度も神社建立断念が頭をよぎりましたが、日タイ修好135年の2022年7月に無事真楽茶神社建立のセレモニーが行われました。セレモニーにはチョンブリ県自治体長Vitaya Khunplome様、労働大臣補佐官Surachai Chaitrakulthong様、シラチャ郡長Narit Palakawong Na Ayudhya様、シラチャ区長Chatchai Thimkrajang様等のほか、在タイ日本国大使館領事部長、チョンブリラヨーン日本人会会長にも参列頂きました。
この神社建立費用は私および私の経営するマサジャパン社の寄付により100%まかなっております。
神道とは日本古来の民族宗教であり、広く深い意味で「日本人の姿」を指し、日本人の生活文化の全般に浸透しており、二千年以上の歴史があると言われています。
神社は神道における神々を祀る場であり、日本には八万八千社あると言われており、タイ国内にはカンチャナブリ県にある諏訪大地主桑井川神社(第二次世界大戦で亡くなった戦没の英霊碑を守るべく建立された)と真楽茶神社の二社あります。真楽茶神社には年末年始には約2,000人の日本人が参拝に訪れ、週末には約100名のタイの方が参拝に来られます。真楽茶神社はシラチャ地区の鎮守の宮として、また異国に住む日本人の心のより処として、商売繁盛、厄除開運、良縁祈願、交通安全、家内安全、工場安全、学業成就、身体強健、安産祈願等を祈願しています。
「大鳥居建立の経緯」
2024年8月にシラチャのSaint Paulスクムビット交差点に移設をした大鳥居は、今年の4月に行われたチョンブリ県ソンクランパレードにおいて、国王陛下のご即位6年記念、そして72歳お誕生日を祝寿し、パレード終着地点であるチョンブリ県庁近くにシラチャ郡と協力しながら建立しました。
ソンクランパレードは チョンブリ県に属する11の市が それぞれ約300名参加する、とても盛大なパレードで、神社を建立してから毎年シラチャ郡からお声がけを頂き、チョンブリ ラヨーン日本人会会長とともに 日本人の有志とタイ人の皆様と一緒に御神輿を担いでいます。
シラチャチームとしてパレードに参加をさせて頂き、シラチャ郡にいつも感謝をするとともに、タイ日友好および日本の文化をタイの皆様にどの様にパレードで感じて頂こうか、私は毎年悩んでいました。そんな中、シラチャ副郡長お二方からパレードの終着地点に鳥居を作らないかとお話を頂き、タイ日友好のランドマークとしての意味も持つ鳥居建立のプロジェクトがスタートしました。パレード終了後に、シラチャ郡長よりシラチャ区長に鳥居建立申請をして頂き、鳥居の形状の変更および大幅な強度増強を行い、区役所より法的な建築許可を頂き、この度シラチャ区有地に移設をする事が出来ました。2024年8月9日に行われたセレモニーには日本から神主2名が来タイをし、チョンブリ県知事Thawatchai Srithong様、チョンブリ県自治体長Vitaya Khunplome様、元上院議員Surachai Chaitrakulthong様、シラチャ郡長Nopparat Sriprom様、元在タイ日本国大使館特命全権大使 梨田和也様他にご参列頂きました。
鳥居とは、神社へ通じる門や、シンボルとして建っているだけでなく 神域に不浄なものが入らないようにする役割もあり、 また鳥居の色が赤い理由としては古くから日本では朱色に魔除けの力があると信じられ、さらには生命力の象徴としても考えられています。 シラチャの街の魔除け、発展、また海上や交通の安全の願いをも込めた鳥居です。
シラチャは面積当たりの日本人人口密度が世界的に見ても非常に高く、タイで二番目に日本人が多く住む街です。真楽茶神社とこの大鳥居がタイと日本の友好を象徴する、シラチャのランドマークの一つとなる事を願っています。また、私はタイに一生住ませて頂こうと考えていますが、多くのタイ、日本の先人のご尽力で日タイ修好137年を迎えられた事に心から感謝をし、これからもタイと日本の交流が活発に行われるよう、今後もシラチャ、チョンブリ、タイの街の発展に微力ながら私に出来る事は覚悟をもってお力添えをしていきたいと考えています。
真楽茶神社
総代
阿部 真大